9年ぶりに走ってようやく分かった大事なこと

3月末に高校のインターハイ地区予選から9年ぶりに1500mを走った。

目標タイムクリアという結果、最高に気持ちよかった。
いや結果はその通りだが、走った直後は最高に喉イガイガで最悪だった。

レースの50日前、ふとレースに出てみようと、知り合いを誘って1500mに申し込んだ。
2ヶ月弱という短期間でどこまで走れるかというゲーム。
目標タイムは5分切り。中学で陸上始めた頃のタイムだ。
大会に申し込んでから、面白いゲームに胸の高鳴りが、にやにやが止まらなかった。
陸上は、努力が結果につながるかはっきりしているから良い。

本当に正しい努力をしていたのか、引退してから時々当時を思い返して過去の努力に疑問を感じていた。
高校当時は、顧問の先生が作った練習と自主練習を熱心に行っていたが、
あまり原因と結果を突き詰めた記憶がない。その記憶が過去の努力に不信の念を抱かせた。
だから努力を工夫すれば、当時を超えられるのではと思った。その試みの第一歩が今回のレースだった。

走った直後は、ランニングフォームやレース戦略に課題があって素直に喜べなかった。
けど時間が経つにつれ、大会までの2ヶ月弱の過程と大会をじっくり思い返してみると、
今回は最高の成功体験だとスッと感じることができた。

電車に乗りながら片手でスワイプ。疲れる。

これまでの人生、元々胸を張って成功体験だと言い切れることがなかった。
たくさんの正しいか分からない努力をしてたくさん失敗してきた。
常々自分は誰よりも劣っている何もできない不器用な人間だと感じることが多い。
就活でESを考えた時だって、書き出した自分の良いところが腑に落ちたことはない。


そんな僕が成功体験と思える体験を2ヶ月弱でできたのだから、喜びは大きかった。
人生うまくいかないことはある。何億回も失敗するかもしれない。
それでもとことん挑戦していきたいと思った。

おやすみなさい。